ジープ、2025年までに4車種の電気自動車を発売へ

ジープは2030年までに欧州での自動車販売の100%を純粋な電気自動車で賄う計画だ。これを達成するために、親会社ステランティスは、2025年までに4つのジープブランドの電気SUVモデルを発売し、今後5年間ですべての内燃機関モデルを段階的に廃止する予定だ。

ジープのクリスチャン・ムニエ最高経営責任者(CEO)は9月7日の記者会見で、「われわれはSUVの電動化において世界的なリーダーになりたい」と語った。

ジープ、2025年までに4車種の電気自動車を発売へ

画像クレジット: ジープ

ジープはこれまで、さまざまなプラグインハイブリッドSUVを含む、数多くのハイブリッドモデルを発売してきた。同社初のゼロエミッションモデルは小型SUV「アベンジャー」で、10月17日のパリモーターショーで初公開され、来年欧州で発売される予定で、航続距離は約400キロメートルと予想される。アベンジャーはポーランドのティヒにあるステランティスの工場で生産され、日本と韓国に輸出される予定だが、このモデルは米国や中国では入手できない。

ジープの北米初の全電気モデルは、ランドローバー・ディフェンダーを彷彿とさせる箱型の形状をした大型SUV「リーコン」となる。同社は2024年に米国でリーコンの生産を開始し、同年末までに欧州に輸出する予定。ムニエ氏は、リーコンには米国で最も過酷なオフロードトレイルの一つである32マイルのルビコン・トレイルを完走してから「街に戻って充電する」のに十分なバッテリー容量があると語った。

ジープの3番目のゼロエミッションモデルは、ステランティスのデザイン責任者ラルフ・ジルが「アメリカのハイアート」と呼ぶ、より大型のワゴニアの全電気バージョンで、コードネームはワゴニアSとなる。ジープによると、ワゴニアSの外観は非常に空力的であり、このモデルは1回の充電での航続距離400マイル(約644キロ)、出力600馬力、世界市場向けに発売される予定だという。加速時間は約3.5秒。。このモデルは2024年に発売される予定です。

同社は、2025年に発売されることがわかっているだけの4番目の純粋な電気自動車に関する情報を明らかにしていない。


投稿時間: 2022 年 9 月 9 日